帯広【CARDINAL(カーディナル)】にて、一夜限りのPop-upイベントを開催
2023年1月15日、十勝の中心帯広のまちなかに位置するひっそりと佇む隠れ家レストラン【CARDINAL(カーディナル)】にて、一夜限りのPop-upイベントを開催しました。
十勝の生産者達や食に精通する人達が集うスポットでもある【CARDINAL(カーディナル)】ですが、今回は宮城県石巻市牡鹿半島で「Antler Crafts」食猟師として活躍されている小野寺望さんと、兵庫県芦屋でシャルキュトリー専門店「METZGEREI KUSUDA」を営む楠田裕彦さんをお招きし、カーディナルとのコラボレーションメニューを提供するイベントを行いました。
もとはと言えば、広尾町で商品開発を担当している中村まやが、小野寺望さんと楠田裕彦さんを広尾町の商品開発の講師として招き、広尾町の食材の生産地を巡っていただいて風土を感じてもらった上で、広尾町の食材でなにができるのかというフィールドワークがことのはじまりでした。
広尾町鈴木牧場の視察
十勝の塩や星屑昆布、経産牛や鹿肉といった食材をつかったアウトプット。エゾシカとニホンジカの違い。
その答え合わせも兼ねて、もっと多くの人に広尾の魅力を届けたいと思い、今回のイベントを開催しました。
広尾町の星屑昆布と十勝の塩と菊地ファーム経産牛のソーセージ
イベント当日は、なんとなんとチェロの演奏家である四家卯大さんのゲリラLIVE。
終始チェロの素敵な音に包まれながら贅沢な時間を過ごしました。
お料理は、【CARDINAL(カーディナル)】の加藤シェフがつくるシャモやタラ、星屑昆布をつかった3品の他、小野寺さんがつくる石巻の『ニホンジカのロースト』、楠田さんの『広尾町シャルキュトリー(ハム&ソーセージ』と『METZGEREI KUSUDAのシャルキュトリー』が6種類程度。合計8品程度の食事とナチュールワインをたのしみました。
ニホンジカのローストハスカップとリンゴのソースで
今回のPop-upは告知するとすぐに定員オーバーという人気ぶり。告知もイベントの2週間前ほどでかなりゲリラ的なものとなりました。料理人たちに十勝のフィールドを感じてもらい、Pop-upで表現する。そんな生産者と料理人と消費者をつなぐ活動をこれからもまた開催したいと思います。今後のイベントの告知はピロロ企画やオーガナイザーの中村まやのインスタグラムにてご確認ください。
文・中村まや
写真・渡辺優樹
企画・中村まや&富田まみ